
リバティは下今市~会津田島は特急券不要!
2017年より運行を開始した東武特急「リバティ会津」はそれまで同じ浅草~会津田島を走行していた快速や区間快速を置き換えた意味合いもあり、本数が減少する下今市~会津田島は乗車券のみで乗車することができます。なお、この取り扱いは下今市より南から乗り続ける場合には適用されないので注意が必要です。(駅によっては問題ないと言って下今市から売るところもあるらしいですが)
今回は、6月末、そしてこのご時世ということもあり投げ売りされていた東武鉄道の株主優待券を使って梅雨の日光鬼怒川に出かけてきたお話です。
東武野田線から始発を乗り継いで南栗橋へ
急行ができて便利になった東武野田線。早朝は従来通り各駅停車が船橋~大宮を直通します。朝も早いので発車するなりアラームをセットして目を閉じているともう春日部駅手前まで来ていました。しっかりとアラームが機能して一安心。春日部駅からは伊勢崎線の区間急行に乗り継いで南栗橋駅を目指します。早朝の時間は春日部駅から直通で速い快速があったのですが…
最後の雄姿(?)爆速6050系急行!
(乗り継ぎ時間が短く写真が撮れなかったので別の列車です)
南栗橋駅では1分の乗り換えで急行の東武日光行きに連絡します。この列車はかつての快速の停車駅をほぼ踏襲する形で運行しており、途中駅をどんどん飛ばしています。かつては6050系の独壇場だった南栗橋以北も現在は日比谷線直通で使用されていた20000系が改造されて運用に入っており、この急行運用ももしかしたら置き換えられてしまうかもしれないので今のうちに皆様是非。
ついにリバティ乗車!
リバティ会津は下今市まで後ろにリバティけごんを併結しています。このリバティは併結可能なのが売りですがリバティけごんとリバティりょうもうの併結がなくなりその特徴が若干薄れてしまったような気もします。乗り遅れないよう最後尾に乗車します。乗客は同じ号車には7人ほどだったでしょうか。しかし、ほとんどが日常的に利用しているような客で観光できていたのは新高徳で降りたゴルフ客の3人のみ。当時はまだ移動を躊躇する人も多かったのか、閑散としていました。列車は各駅に停車して乗客を拾っていきます。鬼怒川温泉駅を過ぎるとTwitterなどで話題の廃墟と化した温泉宿を左手に見ながら、鬼怒川公園、新藤原と停車。ここからは野岩鉄道に直通していきます。
龍王峡駅に到着!
新藤原駅には野岩鉄道の車庫が併設されており、いくつかの車両が待機していました。出発するとトンネルを立て続けに通ります。その間に車掌のアナウンスが入っているともうすぐに龍王峡駅に到着。乗り越しが必要なため切符を買い求めようとしたのですが、時間がないため改札で支払ってくださいとのこと。
龍王峡駅は第一イの原トンネルと小網トンネルの間にあり、ホームの新藤原寄りはトンネルの中にあります。あいにくの天候もあってか降りたのは私一人だけ。売店もあるのですが営業していませんでした。階段を上ると「臨時きっぷ売り場」があり、そこで新藤原~龍王峡の200円を支払いました。野岩鉄道はSuicaが使用できないので注意しましょう。
濃霧コールド!
「ご覧のような天候のため、これ以降の探索は不可能と判断し引き返すことにしました。」
いつぞやの日本シリーズとまではいきませんが雨の降る中、霧もすごく龍王峡や川治ダムに行くのは断念し鬼怒川方面に折り返すことにしました。リバティは次の川治温泉駅で行き違いを行うためすぐにホームに戻れば上り列車に乗車することができます。
今回は東武のリバティに乗車してきました。これが初だったため非常に気になる点が多かったですが、Wi-Fiが使用できたりリクライニングしたりと普通列車として使用する分には非常に豪華でした。乗換は大変になりますが野岩鉄道、会津鉄道を利用の際はぜひ下今市からリバティ会津にのってみてください。
あとぬこをのっけておきます。